責任を持って自分たちで行う遺品整理
最後までやり遂げなければならない
遺品整理はデリケートな問題です。本人が故人となっていますから、遺族としても遺品整理では思いもよらぬ物が出てくることがあるため、ぜったい人の手は借りたくないという方もあるでしょう。
部屋に他人を入れたくないと思う方もいるでしょう。そうなったら、遺族が自分たちだけで遺品整理を行うしかありません。自分たちで行うメリットとデメリットを挙げていきます。
自分たちで遺品整理を行うメリット
- 自分たちの手で一つ一つ行うことで、気持ちの整理がつく始まりとなる
- 費用がかからない
- 他人の介入がないのでトラブルが起きにくい
自分たちで遺品整理を行うデメリット
- 余計に気持ちの整理がつかなくなる場合
- あまりに大量で処分に困る
- 時間と手間がかかる
挫折して止めてしまうことはできないことですから、絶対に最後までやり切らなければなりません。万が一、できそうにないと途中で思ったなら、業者に頼むしかないでしょう。とにかく、終わらせなければならないのです。
生前整理で、遺品整理の効率は断然違う
最近では、自分で生前から遺品整理を行い、ある程度自分で整理しておく方がいます。実際に整理をして形見分けをしておく方や、終活のエンディングノートに書き記しておく方など、それぞれです。
いずれも、遺された家族・親族が困らないようにしておくことで、いざ故人になった時にスムーズに遺品整理ができるようにという、自分なりの配慮でしょう。
もし、負の遺産があった場合には、それも正直に記しておくほうが、これもいずれわかることですから身内のためになります。
目的は、生前整理も遺品整理も、遺された家族・親族のためを思ってすることですから、自分の意思で生前にやってくれるというのは、家族や親族にとっては確実に助かることでしょう。
生前整理をしてくれたからといっても、最後の遺品整理はしなくてはなりませんが、事前に手をつけてくれてあるなしや、手掛かりがあるなしでは、後の作業効率は断然違ってくるのです。